カナダって安全? その2

Oct 27, 2014

前回、 カナダって安全? って思い、ちょっとだけテロ関連のニュースを取り上げました。

その後、犯人が1,2週間前からオタワのホームレスの人のためのシェルターを利用していたことや、母親は移民局の上層部の人だとか報道されとります。

ちなみに、彼はシリアへ渡航しイスラム国への参加を企てていたということで、パスポートを取り上げられていたそう。しかし、母親は、シリアではなくサウジアラビアへ渡航しようとしていたと発言してます。(イスラム教に詳しくないですが、うち等が理解しておかないといけないのは、イスラム教徒の中でもいろんな考えがあって、誰もがテロリストだと考えるのは間違いなのでご注意を。仏教にも宗派があるのと同様で! 移民国家であるカナダだと、本当にいろんな人種の人と会いますが、宗教の違いがあれど、いい人も悪い人も色々で、この宗教だからいい人だとかっていうとは違うのダス。)

このお母さんが、彼がサウジに渡航目的だったと発言したのは、サウジはイスラム国とは違い彼がテロ思想を持って渡航しようとしたのではないという考えなんだと思われます。が、カナダ連邦警察は彼が兵士を狙っていたことからテロ行為だという見方をかえてはいないようです。

 

そんな中、facebookでこんなニュースがシェアされてました。(imgur.comより)

 

どこかのオバカちゃんが、Cold Lakeという街 (アルバータ州、エドモントンから北東300kmのところ) にあるイスラム教モスクの窓等を壊し、建物に落書きしたというニュース。(上の写真クリックしたら他の写真も出るからみてね。) 写真が削除されて、リンク切れしてました。ごめんなさい。壁にGo Homeなどの心ない落書きがされた写真でした。

モスクって、日本でいうお寺や神社。そんな場所にこんな事をするってのがどれだけ酷いかって伝わると思います。

Go homeって家に帰れって意味だけど、ここだと『お前の国に帰れ』っていう意味ね。

このモスクの持ち主は、レバノン出身で子供は4人。子供はカナダで生まれ育っているものの、これをみた15歳の娘は『私はここで生まれて育った。ここが私のホームなのに…』この娘はコレをみて泣いて去ったそう。

なんとも心苦しい。

しかし、このニュースが報道された後、近隣の住人やら近くの基地からカナダ兵士等が集まり、落書きを消してくれたそう。

さらには、お金を寄付してくれる人や、花を持ってきてくれる人、コーヒーを差し入れしてくれる人など、いろんな人がこのモスクに来てくれたそう。また、『You are home (ここがあなたの家だよ)』 って書いた紙を持っている人達なんかもいたそう。

 

なんとも心温まる話ですたい。

 

だから、カナダって嫌いになれないんだよね。

こういう美徳って、日本の美徳に似ている気がする。

日本の話で、正直詳しく覚えていないんだけど、戦時中の海軍が、敵国の船員の多くが海で遭難していた所に出くわした際、隊長は自分の身分をわかった上で、弱者を救えとの教えのもと、遭難していた全員を救出し、食べ物等を分け与えたそう。もちろん捕虜目的でなく、その後全員を敵国に返したそう。

同レベルの話ではないけど、根本は近い気がする。

カナダって、セキュリティにあまいかもっていう事を前回書いたけど、一般人って人道主義な人が多いと思うんだよね。

 

やっぱ、カナダっていいよねぇ〜。

 

日本も今後、移民受け入れないと国を支えるのが大変っていうのをニュースで聞くけど、日本ってどうなってくんだろうね〜。

 

 

お疲れさまでしたー。