カーネギーホール情報

Dec 9, 2019

カーネギーホールでのコンサートを聴くにあたり、

色々と調べたのですが、日本語ではあまり情報が手に入りませんでした。

 

英語情報から取得したものを下記にまとめてみました。

自分用メモですが、カーネギーホールへいらっしゃる方がいれば、

参考にしていただけると嬉しい限りです。

ちなみに、ここではメインホールのStern Auditorium / Perelman Stageについてです。

チケット購入については、前回の記事をご確認ください。

 

 

  1. 音響の良い座席
  2. ドレスコード
  3. お一人さまでも大丈夫?
  4. 当日

 

 

音響

 

筆者は、吹奏楽出でクラシック音楽については素人ではないのですが、

プロでもなく音響PAでもないので、100%自信を持っているわけではありません。

主に吹奏楽ですが、音楽ホールなどで色々なコンサートを聴いてきた経験から言うと、

場所によりバランスが変わるのは事実だと考えています。

(音響具合によって、各楽器毎の座席変えることもあります。)

 

もちろん、不快に感じる程バランスが崩れることはないですし、

純粋に演奏は楽しめるので、あまり敏感になる必要はないと思うのですが

せっかくカーネギーホールに行くんなら、少しでも音響が良さそうな席で、

と思い、いろいろ調べました。

 

聞いた話だと、カーネギーホールはどの席からも音響が良くなるよう

もともと設計されているそうです。

また、オーケストラ・ピアノ・弦楽・ジャズ・バンドなど、

音楽の形態によっても、音の聴こえが良い場所は変化します。

 

この記事では、クラシックのオーケストラに絞って調べています。

ただし、個人の好みの音バランスがあり、人により意見も分かれるので

あくまで参考にしたブログ筆者の主観であったり、

自分が今回体験した席からの感想が前提になります。

ご自身で実際に確認されることをオススメします。

予めご了承ください。

 

 

 

本題ですが、音響が良さそうな席はやはり高額なチケットエリアで

1階Parquetの中心部あたりか、2階のFirst Tier席の中心部のようです。

Parquetについては、F列からM列あたりがベストだそうです。

F列から前に座ると、演奏者よりも低い位置になるようです。

 

弦楽器が通常前列になりますが、

物理的に考えても、音が下方より前方から上方へ伝わるのは理解できます。

また、演奏者より下に位置する席にいると、首が疲れるということも

追記されていました。(確かに!)

 

2階のFirst Tierの場合、オーケストラでは2階中央部がいいようです。

ちなみに、バンドなどのコンサートの場合は、舞台に近くほどいいそう。

 

さて、今回筆者が体験したのは、Dress Circle(4階)のB列になります。

正確にいうと、4階の前から2列目のど真ん中でした。

視覚的にはベストでしたが、舞台までは距離を感じる位置でした。

カーネギーホール ドレス・サークル

オーケストラで演奏されている日本人の方で、

4・5階の方が音響が良いと感じる、とブログに書かれている方がいらっしゃいました。

 

筆者が今回聴きに行ったのは、シカゴ交響楽団によるプロコフィエフの

バレエ音楽 ロメオとジュリエット

交響曲第3番ハ短調 Op.44

でした。

 

少しマニアックな音情報になるんですが

ロメオとジュリエットが、7番大公の宣言から始まり、

Tutti(全員)のハーモニーから弦楽器のみの静かな部分に移った時、

音響面で、素直に舞台との距離を感じました。

(吹奏楽だと音が飛んでこない、という表現になりますが。)

やっぱちょっと距離あるのかな、と考えていました。

ただ、f とか ff など大音量になる場合は、勿論よく響いていました。

 

また、交響曲第3番の時は管弦・パーカッションとも音の伸びがよく、

ロミジュリ(ロメオとジュリエット)の前半の演奏時とは全然違う印象でした。

 

ホールが暖まってなくて音が響きにくい、

と吹奏楽内で表現されることがあるのですが

その状態だったのかな?と感じました。(素人の意見ですが。)

とはいえ、ロミジュリ演奏中、何度も鳥肌たっていました。笑

 

 

推測ですが、4階席の最後列あたりなどは、

前方席に比べると少し聴こえは悪いと感じるのはあるかもしれません。

4階席の後部は5階席の床が屋根のようになってしまうので、

反響しにくそうだなぁと感じました。

4階席の後部を取るなら5階席の前方の方がいい気がします。

5階であれば上部が屋根になるので、うまく音が反響しそうな気がしました。

(あくまでも、素人の意見です。)

 

ちなみに、上層階へいく程、チケットの値段設定は低くなっています。

(今回4階席2列目真ん中で、US75ドル程度でした。)

次回、機会があれば1、2階席の中央で演奏を聴いてみたいものです。

 

 

ドレスコード

 

筆者はカーネギーホールのクラシックコンサートは

敷居の高いものだと思っていました。

そのため、演奏当日もガチガチのスーツにタイが必要なのかと思っていました。

 

カーネギーホールは、特別ドレスコードを設定しておらず、

平日のビジネスの服装でも、カジュアルな服装でも来場者が心地よければいいんですよ、

といった内容のことがウェブサイトに書かれています。

おそらく日本のクラシックコンサートと差はなく、

ある程度小綺麗な服装であれば問題ないだろうと思います。

 

5階席までいくと、カジュアルな服装の人も多かったです。

調べたところ、1階から3階までは、4階・5階に比べると

服装がより正装に近くなる方が多いようです。

 

余程特別なイベント・クラシックコンサートでない限り

1階レベルでも、男性がタキシードを着たり、女性がドレスアップすることもなく

男性はジャケットやスーツを着る程度(タイなし)で問題なさそうでした。

女性も、日本の小綺麗な格好で問題なさそうです。

 

ちなみに4階Dress Circleでは、筆者の周りの方も

ビジネスシャツやジャケット着ている人もいれば

着飾らない普段着のカジュアルな人も多かったです。

筆者は極力荷物を減らしてのプチ旅行だったので、

チノパンにセーターを来て、カジュアルすぎない感じで行きましたが、

特に問題もありませんでした。

 

また、外の気温がマイナスになっていた時期だったので

コートも着ていきましたが、クローク(一着2ドル)は利用せず、コートを手持ちにしました。

筆者の両サイドの方もコートは持参されていました。

4・5階ではクローク利用する人は、比較的少なそうです。

 

 

お一人さまでも大丈夫?

 

全く問題ありません。

筆者もひとりでしたが、両隣も「お一人さま」同志でした。

ひとりで来る人が結構いるようでした。

 

開場されても、開演前30分までは席につくことができず、

会場内にある小さな展示場やカフェ・ドリンクスペースで時間を潰す必要がありました。

 

筆者は、お一人さまだったことで、

ニューヨーカーのおばさんと交流ができました。

 

ぼーっと、展示場にあるテレビ動画(過去のカーネギーでのコンサート動画)をみていたのですが

ひとりで来られていたこのおばさんが声を掛けてきました。

話をする中で、このおばあさんが過去にカーネギーホールのボランティアスタッフであったこと、

動画にでてくる音楽家やミュージシャンについて詳しく教えてくださったりと、

中々素敵な時間を持つことができました。

お一人様だったからこそ、交流できたんだと思います。

 

また、展示場(?)には、カーネギーホールの舞台に立った音楽家やミュージシャンの写真が

ずらーっと展示されていて、大変興奮しました。

カーネギーホール ミュージアム

 

こけら落としは、チャイコフスキー。

そこから、ストラビンスキーやプロコフィエフ、

アレサ・フランクリンやエディット・ピアフといった写真がずらり。

カーネギーホール エディットピアフ

 

とにかく興味津々でした。

ひとりでも、十分楽しめます!

 

 

余談ですが、クラシックコンサートの場合、

チケット代が通常より高いので、気軽に友達を誘えない人もいるようで、

ひとりで来る人も結構いるようです。

また、音大生のような若い人もちらほら見かけました。

 

ひとりでカーネギーホールって敷居高いな?と思っている人も、

特に気にする必要はないと思います。

筆者も、ひとりでしたが全く気になりませんでした。

 

*本記事、後日関連情報追加する予定です。

 

みなさまも、カーネギーホールでの音楽を楽しんでください!

素敵な思い出になると思いますょ!

 

お疲れさまでしたー。