ゲイ ネタ

Dec 19, 2014

さて、今日は ゲイ 関連のお話です。

ゲイなのに ゲイネタ 書いてなかったと気付きました…。

ノンケ(=ストレート)の方にはつまらん話かもしれません。ごめりんこ。

 

カナダ では、同性婚が認められています。

お釜ちゃまで、海外に目が向いてる人はご存知と思いますが。

国を挙げて、同性婚を認めているっていうのは素晴らしいっ!ですな〜。

 

ただ、そんな情報はどこでも手に入るので、ココでは自分の生活上から

見えることを書きたいと思います。

正直、トロントやバンクーバー、他都市で生活をしたことはなく、

すごく限られた情報ですので、あしからず。

プラスこれは、アタスの見解ですので、内容偏っております。

なので、100%丸々信じたらあきまへん

どんな話もどんなニュースも、筆者の思いが必ず入ってしまうので、
100%受け入れるのは危険です。

 

おとなになったな、アタス。ふふふ。

 

ってか、中年やし、もう。

リップの誘い画像

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、本題へ。

モントリオール の ゲイ 事情

 

『わっ、男同士で街中で手つないでるー』

『わっ、チューまでしてるぅー』

 

きゃーきゃー

 

って、モントリオール在住1年目に感じました。

ココの人達は、自分達が ゲイ に寛容だって言うてたし、今でも言うてる。

で、実際にその通りだと思う。

 

実際、自分がモントリオールに来た当初は、同性婚はカナダでは認められてなくて、

ケベック州だけで認められていました。

この歴史からも分かるように、ケベック、とりわけモントリオールの人たちは、

ゲイに関して寛容です。

 

当初びっくりしたのは、ゲイエリア以外の街の中心地やお洒落地域でも

ゲイ同士いちゃいちゃしている光景を見たことでした。

日本で言うと、どの辺りなんだろう。

大阪やと、梅田、難波に心斎橋かなぁ。

東京だと、新宿でなく六本木とか渋谷っぽい所

(東京詳しくないので、わかりません。すんまそん) と代官山って感じっすかね。

っつても、モントリオールはそこまで大きな街ではないですが。

それぐらいオープンな所ですということです。

 

ケベックの歴史上、宗教と一般市民との確執というか問題があり、

宗教の同性愛に対するしがらみを然程受けなかったのと、

60年代に同性愛の人達が活動してくれたこと、後は、

ケベック人の元々オットリした性格やらがあっての事だと思います。

現在のモントリオールのオープンさに至るまでには、もっといろんな要素があるとは思うんですが。

 

勘違いしちゃいけないのが、全員がそうではないって事です。

元々モントリオールで生まれ育った人は基本、オープンだと思います。

でも、移民してきた人達は少し違います。

自分同様、その国での生活習慣や考えが染み付いてる人達にとっては、ゲイなんてって思う人も

少なからずいます。

(実際、その国では犯罪だったり死刑だっていうこともあるぐらいだし。)

 

移民の多いモントリオールなんて、自分の価値観が全く伝わらないことだってあるので、

ゲイに対する考えも様々です、実際。

それでも、ゲイに対してオープンな人の割合は高いってのは確実。

モントリオール = ゲイオープン っていう表現はちょっとニュアンスのズレが

あると感じるけど、寛容な人の確率が高いってのは確かだと思います。

 

ちなみに、モントリオールから出たら状況もかわります。

ケベックシティという、ケベック州の政治中心の街があって、ケベック州内では

モントリオールの次に大きな街とされている。

ケベックシティの人達のメンタリティーは、モントリオールとは違うらしいです。

モントリオールに比べ、移民の割合も少ないし、人種比率もモントリオール程

多様ではないらしい。

個人的に大好きな街で、何度も遊びに行ってるけど、確かにゲイに対しては

モントリオール程オープンではないんだろうなって感じます。

日本でもそうですが、都会になればなるほどいろんな人がいて、

一応受け入れられるっていう感じなんでしょうか。

 

 

あと、モントリオールで外国人ゲイとして生きていくのに感じることというか、

戸惑ったこと。

それは、隠す必要はないってこと。

これって伝わりにくいかもしれないけど、実際にすっごい戸惑ったことです。

 

日本だと、家族や友達、後輩、先輩、同僚や上司に対して、

自分のセクシャリティに関してオープンにできない環境の人って多いと思います。

最近の日本では、多くの同性愛の先輩方がメディアで活躍、露出してくれたお陰で、

今ではかなりオープンにできるようになってきたと思います。

それでもやっぱり隠してる人多いですよね。

自分がゲイですって カミングアウト するのに躊躇することあるだろうし、

その必要もないって思う人もいるだろうし。

こんな自分も、日本にいた頃は、ある時点で友達にはカミングアウトしたものの、

職場では伏せていました。

 

そんな自分が、いざこのモントリオール社会で生活して困惑。

当初は、留学だのワーホリだの、まだ地に足がついてない状態だった頃は

深く考えてませんでした。

どの地に住んでもそうだと思うんですが、

はじめは全てが目新しく、毎日が新鮮。

その後、実際に永住権取得し生活基盤が出来た頃から、

ゲイとして生活する環境の変化に気付き始めました。

 

 

職場の環境

 

先ず、職場環境。

はじめの職場は、ほんとに多くの人種が集まる所だったので、カミングアウト は控えてました。

ここカナダだしって思うけど、その人の文化背景でゲイを不快に感じる人 もいるだろうと思い、

特に カミングアウト することなく、時は流れました。 

結局最後にカミングアウトして、やっぱりって言われました…。

他社で働いた際には、彼女は?ってきかれて、『あ、ゲイなんです。』っていうたけど、

 

『ゲイなんだー、ごめんごめん。』

 

ってそれだけ。

あまりにも普通な反応に、こっちがビックリでした。

日本だったら、きっと『えっ?』ってなって、話がゲイネタになるような気がするんだけど、

ここでは、当たり前なことらしく、結構スルー。

 

カミングアウト、すごい構えてたのに。

 

職場はこんな感じでした。

 

 

家族の反応は?

 

ケベック州出身のゲイ友 (そんなにいてないけど) に話きいたら、

自分世代は9割カミングアウト済みでした。 

上の世代も、ほぼカミングアウトしてるっぽいけど、さすがに9割ではないのかな。

ゲイって事へのためらいが、これまた日本に比べると断然少ない気がします。

戸惑ったのは、家族の集まりにお呼ばれすること。

本当に、普通に家族の食事とかに呼ばれて、彼氏ですって紹介される。

あまりにも普通すぎて、戸惑っていたのが正直です。

 

こんな当たり前に…..。

 

日本社会バリバリの中で育った自分にとっては、これが心地よいと感じるというよりも、

戸惑いの方が大きかったのは間違いないです。

ま、同性愛者が普通に生活できるっていうのはいいんだろうね。

 

ただ自分の場合は、日本でも結構楽しくゲイ生活を送っていたので、

このオープンさに憧れてココに来たのではないのです。

 

そんな自分が思うのは、

日本には、日本の良い部分もあるので、独自の良さを追求していってほしいと思います。

断片的に見ると、北米の同性愛社会はいいなと思われますが、 そうとも限りません。

個人主義社会の北米で、その上で活動したのが成功したものあると思うんですが、

集団主義社会の日本では日本なりの広め方があると思います。

自分の感じる個人主義社会と集団主義社会を語ると、超長くなりそうなので、

今回は割愛ってか、みんな興味ないだろうし…。

 

とにかく、同性愛者がノンケと同じ権利を得るのには、

日本だからこそでき得る方法があると思います。

 

この件に限らず、何でもかんでも欧米と比較して、断片的な所だけで判断し、

欧米の考えや政策は最高だ的に表現する教育者や代表者がいるんですけど、

それってちょっと危険だと思うんですよね〜。

だって、社会の成り立ちが日本は独特なんですものぉー。ねぇ?

 

 

中年になると、ダラダラ話す傾向があるので、ジジイ防止対策の一環で、

この辺りでShut my mouthします。

リップの誘い画像

 

 

 

 

 

 

 

ゲイネタは、他にもある(ゲイのアジア人はあまりモテない件等) ので、それはまた今度。

何か情報ほしい人はコチラからご連絡ください。

 

p.s.

沢木耕太郎さんの本、「深夜特急」の中で書かれてたのですが、

どこかアジア在住日本人の方の台詞の中に、

どんなに海外生活が長くても『この土地や国はこうだ!』と断定するのは危険だと

いうような内容がありました。

モントリオールに住み着いていた自分は、これにすごい考えさせられた記憶があります。

自分からこの街はこうだって言うのは、あまりにも偏った見方で、

実際の社会はもっと複雑なんですよん。

なので、コレを読んでこうだと判断せず、参考程度にしてくだせー。

 

p.p.s.

10年程前に、「深夜特急」を読みなよっていうてくれた国際派釜友のNちゃん。

ありがとう。このブログ読んでないやろうけど…。

あなたのお陰で、考えさせられる事が倍増しましたぜー。いい意味で。

この本思い出すと、Nちゃん思いだして、そんでインドが恋しくなる…。

 

 

お疲れさまでしたー。