仕事編 面接2

Aug 25, 2014

ここからは面接1の続きです。

 

面接内容

先ず、世間話等から始まっています。どこに住んでいるとか、どうやって来たのか、どのくらいモントリオールに住んでいるとか。 そして、本題へ。

面接内容で思ったのは、人事部からの面接官とそうでない面接官とで、内容が多少違うと思います。

 

人事部からの面接官の質問

ザックリした内容が多い気がします。志望動機はもちろんですが、過去にどういう会社でどんな仕事をしてきたのか等々聞かれました。人事部という事もあって、そういった内容を見るプロなんだと思います。

こういった質問から自分の適正判断されているような。ただ、仕事内容に関する専門的知識に関しては然程問われることはなかったです。

 

直属上司等が面接官の質問

ほぼ専門的な質問。事務の時はパソコンはどの程度出来るかとか、どういう仕事内容をしてきたのかとか。ジャンルが同じだと突っ込まれて聞かれたりしましたが、自分がやってきた事を言うので、これは意外と回答しやすい。ただ、昔の会社での事は忘れてしまうので、事前に履歴書見ながら思い出してます。(番外ですが、モントリオールは英仏両方が必須の会社もあるので、時々フランス語の事もきかれます。)

 

共通の質問

一番困った質問は、『お給料どのぐらい欲しいですか?』でした。 まじで、『困った困ったコマドリシマイ』(ジョージ島木より)。

これは、時々ある質問のようです。正社員がお給料の話をする際は『年収』です。きっと日本でも年収ですよね。アホな自分は、月収の希望をとっさに言ってしまった。年収の計算なんて普段してなかったもんで、しかも英語で焦って(当時面接経験がなかった)発言してしまいました。

そうそう、英語で年収やお金の話をする際、通常『K』を使います。10,000ドル( 円で大体100万 )なら10K( 発音:テンケイ )です。10Kドルともいいません。Kが千の値。これってビジネスの常識。募集広告にも、給料表記が年収表記だとKになってたりします(時給ベースならそのまま時給表記です)。また、収支の話や、月々の目標額なんかも全てこのKで会話してます。ただし、書類ではきっちり,000を付けないとだめですけど。

あと、今一答え方がわからなかったのが、

What can you contribute to us?  (What qualities will you bring? What attributes can you bring? 等々)

日本語にすれば、『あなたが当社に貢献できることは何ですか?』かな。日本でもこんな質問あるんでしょうか。自分は経験上、日本でこういった事は聞かれたことがなかったので困りました。結局、時間厳守ですとか一生懸命働く点ですって感じの回答になってます。質問と回答が日本語だとズレている気もするんですが、これで大丈夫なようなんです。

ただ、この対策としては、募集広告に書かれている詳細に、どういった人材探しているのかを汲み取って回答するのが一番なようです。これは、知り合いや学校から言われた事でした。

 

今まで、一番きつかったのはインターンシップの面接。人事から1人、部長が1人、専務が1人。質問が次から次へと飛んでくる。『休ませてくれー』って思いながら、回答してました。やたら長い面接でした。好きなことを学校で学んで、その延長のインターンシップだったので、意外とスパスパ回答できていました。そんな中、突然足がツル。 『ぎゃー』 人生で、足をつることなんてそんなないのに、しかも面接中にって。 実は、面接前、会社に入る前に足がつったんです。で、ヤバイと思って近くの広場で足伸ばしたりしてたんですが、まさか面接中になるとは。 そこから、質問内容がほぼ白紙。集中力途切れ、最後にはアホな発言をしてしまい、このインターンはもちろんゲットできませんでした。 現地の友達にこの話をしたら、『そんなの面接中だろうが、言えばいいのに』って言われました。あまりにもバカすぎて言えませんでした。数日、アホな回答をした自分にちょっと凹んだのですが、『あの会社を自分の体が拒否していた』といいきかせ、乗り切りました…。

 

思うこと

以前に働いた会社で、面接官として面接に参加するという機会がありました。上司の意図は、その人と上手くやっていけそうかを見てほしい、別角度の意見が聞きたいとの事でした。ここには上司は同席せず、同僚のみで面接官(計4人)になりました。

上司が選んだ候補者3名のみを面接したのですが、まーみんなアピールする。これが出来ますというのは、みんなすごいです。日本だと、多少控えめな部分を持ってる方が好まれるし、自分もそういった文化で育ったのでアピール度が低い。内心『きゃー、みんなすごいっ』って思っていました。中には色気使ってるのもいたけど、OKAMAな自分は毛嫌いしてましたな。このポジションを色気で通ろうなんて甘いっつってね。ただ、それで仕事が獲得できるなら、それはそれでいいとも思います。どんな手段使ってもこの仕事が欲しいってことなら、その意欲は素敵ですよね。ただ、本当に実力が伴ってるのかは不明ですが。

別の日には電車に乗っていてこんな事聞きました。

『あの子、面接の時はoutlook使えますって言ってたのに、実際全然わかってないのよねっ』。「あの子」について愚痴ってました。先ずoutlookがどうのこうのってどうなんって思っちゃいました。が、ふと思ったのは、仕事をゲットするのに『はったり』かましている人も結構いるんだなって事です。実際、面接をする側になった時に感じたのは、『この人は口だけ人間だな』でした。アピールは大事だけど、できないことを出来ますっていうのは、結局見破られると思うのです。

何を言いたいかというと、自分がいつも思うのは、最終的にはその人達とうまく仕事がやっていけるかっていうことな気がするんです。ある程度面接準備は必要(特に、英語でどう答えるかってのは大事)だけど、英語圏向けに自分をつくる必要はないってことです。 日本人のような謙虚さを好む会社もあるだろうし、自分とは真逆のサービス精神旺盛な人を好む会社もあるだろうし。職にもよるし、会社にもよると思います。 面接では、だれでも多少は面接用の自分を創っていると思います。これは、日本でもそうだと思います。海外の面接も、この程度の自分創りで十分だというが、自分の思うところです。

 

 

もし英語で面接される方は、がんばってくださいまし!

 

 

お疲れさまでしたー。